古民家を購入して1ヶ月。嫌な予感がしてたんです。
「この時はまだ気づいてなかったんですけど」という感覚。
DIYは全然進まない。時間だけが過ぎていく。
でも、この1ヶ月で古民家の現実と向き合うことになりました。
この動画で詳しく説明しているよ!
冬支度。古民家にレトロなコロナストーブを設置
縁側ソファとふくちゃんとの時間
古民家の冬を暖かく過ごすために、レトロなコロナストーブを設置しました。
『コロナ ポータブル石油ストーブ SLシリーズ タンク一体式 主に17畳用 SL-6623-W』という商品です。
田舎暮らし系のyoutuberさんや、古民家系youtuberさんの動画にも結構な割合で登場するお洒落レトロなストーブ。
あの懐かしい灯油ストーブです。子供の頃実家で使っていた灯油ストーブ以来なので、◯十年ぶり?
つけた瞬間、「あ、これだ」ってなりますよね。匂いといい、音といい、、どうして灯油ストーブって郷愁を誘うのでしょうか?じんわりとした温かさが心に沁みます。
縁側にはレトロなソファも置きました。楽天でポチったリーズナブルな自分で組み立てるタイプの家具です。
ミニ六角レンチでくるくる回して組み立てていく作業。オットマンも置いてみたら、安い割に結構いい。この古民家の雰囲気にもバッチリ。
ふくちゃんとそのソファでまったりする時間が、私は最高に好きなんです。
私には「犬吸い」って必殺技があるんですけど、ふくちゃんをぎゅっと吸い付くように抱き寄せる。
猫好きの方がする「猫吸い」の犬バージョン(笑)まぁ、ふくちゃん臭いんですけどね・・・
この物件を契約したのはクリスマス前、今年の大晦日とお正月はこの古民家で迎えよう!
テレビもない。紅白歌合戦も見ない。ゆく年くる年も見ない。スマホだけが時々光る。
そういう静かな環境の中で、いつの間にか終わった2025年。
20代の頃はテーマパークのカウントダウンイベントで年越しをしたり、カウントダウンライブに行ったり、賑やかな年越しが大好きだったな・・・いつからか静かに過ごすのが普通になってしまったのはなぜなのか?
ぬるっと元旦がやってきたので、初詣に行って願いました。
「去年よりちょっとでいいから前進できますように。ぬるっと平和な一年であってほしいな、、、あとは戦争や災害のない世界であれば万々歳」
冬の古民家は隙間風との戦い
真冬の古民家、甘くありませんでした。舐めてましたねぇ・・・。
雪が降るほど寒い地域だから、灯油ストーブ一台では足りない。
木造17畳まで暖められるコロナストーブを設置しても、古民家の隙間風はすごいんです。
断熱材がほぼ入ってないし、気密性って何だけって感じの構造。
とにかく暖房費がかかる。灯油を消費しまくっても、家の中は寒い。だからさらに灯油を消費する。ずっと寒い・・・古民家はSDGSから程遠い。
そして何より、遮音性の低さ。
外の音がダイレクトに聞こえるし、こっちの生活音も筒抜け。
田舎暮らしで「自然を感じられる」っていうのは、同時に「プライバシーが筒抜け」でもあるんですよね。
中庭をドッグランに。それは「ネバーエンディングストーリー」だった
ふくちゃんのトイレ問題から始まった
古民家の中庭を見た時、思いました。
「ここをドッグランにしたら、ふくちゃんが外に出さなくてもトイレできるようになるな」って。
ふくちゃんは2時間ごとにトイレに行きたくなる子なんです。
冬の雪の中、何度も何度も外に出すのは大変。
だから中庭を使えたら楽。
勝手口からぱぱっとトイレをさせられたら散歩に行かなくても、ええやーん!超最高!
・・・そういう計画でした。
荒れた庭にふくちゃんを放てば、ひっつき虫や枯れ葉に埋もれちゃうし。
この荒れ放題の中庭を、ふくちゃんのために何とかしたい。気持ちよくトイレ&遊び場にしたい!
「軽い気持ちで始めよう」って思ってたんです。
草を刈ったり、防草シートを敷いたり。そのくらいだろう、って。
甘かった。本当の「ネバーエンディングストーリー」でした。笑
腰の痛みとともに気づき始めたんです。
「これ、終わりがないかもしれない…」って。
でもそん時には、もう後には引けなくなってました。
荒れ放題の中庭。枯れ葉、枯れ木、防草シート下からの雑草
中庭に入ってみて初めてわかった。この広さ。この汚さ。
大量の枯れ葉が積もってる。立ち枯れた雑草。何本も立ってる枯れ木。防草シートはボロボロ。そのシート下からは、もう想像を絶する量の雑草が出てくるわけです。
気温がマイナスの時もあった。雪もちらちら降ってた。そんな中での肉体労働作業、正気じゃないですよね・・・山寺の坊さんの修行でもこんなことやらんだろうに。
でもやり始めたら止められなくなっちゃうんですよ、こういうのって。草むしりハイに陥ってしまった私は「大きな木以外、全部抜きたい」っていう衝動に駆られて走り出します。
私の頭の中には「駆逐してやる」「駆逐してやる」「駆逐してやる」「駆逐してやる」「駆逐してやる」「駆逐してやる」「駆逐してやる」「駆逐してやる」「駆逐してやる」「駆逐してやる」「駆逐してやる」「駆逐してやる」「駆逐してやる」「駆逐してやる」「駆逐してやる」「駆逐してやる」「駆逐してやる」「駆逐してやる」「駆逐してやる」
もはや狂気。進撃のわたし。
ひっつき虫に覆われた古い中庭。
枯れ葉に埋もれるふくちゃん。
そこから始まった作業は、もう地獄。
小さい剪定ばさみでチョキチョキと地道に刈っていくしかない。
握力も限界。顔に枝が刺さってきたり・・もはやアウトオブ眼中。
謎の花壇みたいなのもあって、なぜか砂利がぎゅうぎゅうに詰め込まれてる。謎すぎる…。笑
気づかないうちに、半分刈った。
そして真ん中に残してた2本の木だけにして、ほぼ全部整理してしまった。後で「あ、やっちゃった」って後悔した。
草むしりハイって怖い。笑
木を切ったり抜いたりする時はお清めしないと、って思ってたんですが、一段落したらまとめてお清めしようと。枯れた松の木はつんつるてんな状態。
2本の木は切って、来週抜根する予定です。
元旦からワシャワシャ動いてるから、慌ただしい1年になりそうで心配…。
庭の枯れ葉や伐採した植物は、山の中にある村の共同の捨て場で処分できます。
でも軽トラが必須。まだ持ってないから買わなきゃ…。またお金かかるなぁと、ちょっと気分が沈みます。古民家は鬱への入口かもしれない。
立派な葉蘭の株も切りました。もったいないけど、株の一部を畑に植え替えようと思います。ちなみに葉蘭ってバラン。お弁当に入ってるアレです。
シロアリ発見。防草シートを剥がしたら出てきた「白い悪魔」
中庭のお体手入れも中盤に差し掛かり・・・・防草シートを全部剥がしました。その時ですよ。
掘り始めて気づいたんです。白い悪魔。シロアリです。
防草シートを剥がして、立ち枯れてしまっている松の木の根本を掘っていたらうじゃうじゃ白く蠢く小さな集団が、、、そう、白蟻。お家の床とか、柱とか、シロアリ被害っていうのはなんとなく聞いて知ってはいたけど、まさかまさか、、生きている木も食べるんだね君たち。
背筋が凍りました。生きてる白蟻、そうナマの白蟻、生アリ、日本人がみんな嫌いなしろありです。(ごめん、好きな人もいるかもしれない)
古民家を購入する時に「シロアリ被害がないか確認を」なんて言葉は聞いてたけど、実際に自分の土地で目にすると全然違う。
これ。これなんです。古民家のリスク。
古民家のデメリットを語る時に、絶対に避けて通れないのがシロアリ。
古民家のリスクの90%は白蟻絡みに収束するような気すらします。
シロアリが木造建築に侵入したら、修繕費は何百万円の世界。
私の場合、中庭だから建物にまで侵入してるかどうか。確認が必要です。
この先、どれだけの費用がかかるのか。
来週はこのシロアリがいる松の木の抜根をしなきゃいけない。めっちゃしんどそうですが…。
古民家での最大のリスク。それがシロアリなんです。しつこいけど何度でも言います。
この辛い現実、自分に言い聞かせてるんです。
でも、見つけたからには向き合うしかないですよね。
地域とのつながりの中で、こつこつ進む
地域の寄り合いでもらった手作りの食事
中庭の作業をしてた時、ちょうど地域の寄り合いがありました。
そこで、手作りのキッシュとドライトマトのフォカッチャをいただいたんです。疲れた体にしみる美味しさ。
「大変だね」って声をかけてくれる人たち。
古民家を直してるって伝えると、みんなすごく温かい。古民家での生活って、こういう地域とのつながりが支えになるんだなって思いましたが、結局は他人なので自分が頑張るしか無いんです。人間はみんな一人なのです。
余計な期待をするから裏切られる、変な先入観をもつと足元を救われる、常に思考はフラットに、凪の精神状態が望ましい。
「大きくジャンプできなくても、こつこつ積み上げていけばいい」
元旦からワシャワシャ動いて、1年が慌ただしくなる予感。
シロアリも見つかった。中庭の改造も想像以上に大変そうです。
買ってから言うのもなんなんですが・・・古民家購入後のハードルは、本当に高い。
でも、気づいたんです。「完璧を目指さなくてもいい」ってこと。
どうせ完璧には出来ないし。素人の私には無理。でも、毎日少しずつやってれば、必ず形になる。
50点くらいでいいんじゃない?
古民家は遊び場、ここがぶっ壊れても神戸にちゃんと家はある!(住宅ローンが残ってるけど…古民家はキャッシュ一括で買った)っていうモチベーションで守りに入らず、ばぁーーーんって大きな自由な気持ちでDIYしていこう。
「大きくジャンプできなくても、こつこつ積み上げていけばいい」。
その言葉が、今の私を支えてます。
一年なんてあっという間。
年末にどれだけこの古民家が変わっているのか、今からなんだか楽しみです。
登録者1000人にも満たない弱小田舎暮らしチャンネル…何のためにやってるのか、見てくれる人の何かの糧になっているのか、わたしは何にもならないことを配信し続けているんじゃないか、人生の無駄なのかもしれない。。と時折ダークサイドに落ちますが、ゆるりゆるりと動画も続けていければいいなと思っています。
そんな感じで、今日も一歩ずつ進んでいきたいと思います。












