築140年の古民家を兵庫県で購入して、神戸と田舎を行ったり来たりする二拠点生活をスタート。
ペキニーズのふくちゃんと一緒にね。最初は「素敵な日本庭園!立派な梁!」って感動ばかり。
でも実際には、シロアリもいるし、修繕が必要な箇所も、不可思議なボタンや仕掛けもいっぱい。
築140年の古民家のリアルな状態と課題、そしてそこにある魅力をお話しします。
この動画で詳しく説明しているよ!
保存状態は良い。でも傷みも確実にある
築140年って聞くと「ボロボロ?」って思いますよね。
築140年、140年前といえば明治時代の中期。
わたしの曽祖父母の時代かな?もっと前かな?
日本昔話にでてきそうなお家を想像してしまいますが、歴代のオーナーさんが大切に住み継いできたから、状態は思ったより良かったんです。
先祖から受け継ぎ、次の世代へ受け継ぐために・・・リノベーションやリフォーム、増改築、たくさんされてきたお家なんだろうと思います。
ですので、築140年とはいっても、悠久の年月を感じさせない佇まいに驚きました。結構、現代的な住まいなんだなと思いました。
玄関を出ると素敵な日本庭園が広がります。大きな松の木を中心に、庭石が美しく配置されてる。
ぽかぽかの縁側に座ってぼーっと眺めるのが早速日課になりそう(笑)
愛犬の2歳のペキニーズ、ふくちゃんも一緒に縁側でくつろいでます。
たまにお庭に地域猫さんが遊びに来るので、暇さえあれば庭の方を眺めては、猫さんが通らないかどうか見張っています。
母屋はいわゆる田の字型の和室配置。4つのお部屋が障子や襖で仕切られていて、残置物はまったくなし。素敵な壺や家電だけ残してくれてるのがありがたい。
おばあちゃんお手製らしい小物もあったり・・・。
ガッツリ生活感を感じる残置物はないけれど、残された少しの家具や小物から前所有者さんの気配をかすかに感じる・・・そんなエモい雰囲気です。
和室に入ると、立派な柱や梁がしっかり残っていて、何度も改修やリフォーム、増築がされてきたのがわかります。
天井を抜けば、茅葺きの痕跡が見られるよと前オーナーさんから聞いていましたが、今のところ、天井を開けて見る勇気が出ません・・・。
将来的に、この母屋はカフェとして利用する予定なので、大幅改造の際に天井をぶち抜いてみたいと思っています。
ただね、保存状態が「良い」と「完璧」は全く別。
ところどころ傷みがひどくて修繕が必要な箇所も。
でも、「ひとつずつ直していく時間も、この家と向き合う楽しみのひとつ」って思えてます。
梁と柱は素敵だけど、襖は歪んでシロアリも…
母屋と離れの間には中庭が2つあって、どちらも日当たり抜群。整備したらすごくいい空間になりそうですが、今はモジャモジャ荒れ放題の庭。何の植物が植わっているのかもわからないくらいあれているし、中庭のシンボルの松の木は立ち枯れて無惨な事になっています。
中庭の向こうには離れと蔵があります。
蔵と離れがドッキングしてるタイプみたいで、面白い構造。
母屋と離れをつなぐ屋根付きの渡り廊下には、10年前にリニューアルしたというトイレとバスルームがあります。
部屋を回ってると謎のボタンやら謎の紐やら出てくるんですよ。押してみたら「あ、扇風機ね!」「これは和室の電気ね!」みたいな感じで(笑)
ボタンがあれば押したくなり、ツマミがあれば回したくなる女心。こういう仕掛けを探り当てるのも、この家を知る楽しみですね。
離れ小屋とシロアリの現実
敷地内には離れ小屋が2つあります。ひとつは6畳の部屋が2つある建物で白蟻の被害があります。
前のオーナーさんは解体も検討されてたけど、「活かして使ってくれる人がいるなら」って壊さず残しておいてくれたんです。
この小屋が残っててほんとに良かった。DIYで改修して、趣味部屋兼リビングにする予定です。
小屋の中は結構凄まじい事になっていて・・・・白蟻パワー恐るべし…です。床下には大きな石がゴロゴロ転がってて、この石は恐らく床下の湿気対策。この対策はもはや現代的じゃないので、改修するなら全部搬出する必要がありそうです。
壁を壊して作り直したほうがいいのか?柱の入れ替えは?床や天井は?DIY初心者の私、正直めっちゃ不安です。建物が歪んで動かない襖もあるし。でも、この小屋をどうしていくか考えるのは楽しい。その葛藤が古民家を持つってことなんですよね。
木の雨戸も初めて見ました。昭和レトロなすりガラスの窓も素敵。この離自体、とても日当たりが悪く、ほかの建物に隣接して影になっているので、とても暗い(だから白蟻が発生したのか?)
暗い小屋だから窓を工夫して、照明で雰囲気作りをしたいなって妄想も膨らみます。
台所、ガレージ、謎のトイレ、味噌部屋…発見がいっぱい
台所はオール電化でIHコンロ。ガスがないんです。ヘルシオや食器棚は前のオーナーさんからいただきました。
ちなみにこのお家、ガレージに続く内通路もあって、ネクストダンジョンへGO!って気分で探検してました。ガレージに続く内通路は半屋外の土間っていう雰囲気で、ここでBBQしたりできそうです。
ガレージは最後に増築されたそうで、車が3台ほど入る広々空間。農機具や資材、DIY工具などを置いています。家を改修する予定なので、ここは作業場にぴったりです。
進撃の巨人みたいなトイレ棟
面白かったのが屋外トイレ棟。
もともと外にあったトイレが、車庫を作った時に外側に壁ができて、結果的に「内側」になっちゃったんです。進撃の巨人の壁みたいな?笑 ウォール・マリアみたいな?
ちょっと伝わりにくいかもですが。農作業中に家の中のトイレに行くのが面倒くさいという趣旨で、外トイレがあるんだと思いますが、3つもあります(笑)どんだけ、人おってん!?って感じです。
外のトイレは、汲み取り式トイレの名残があって、かなりレトロな雰囲気。もう使えないけど、臭いもないし、掃除してレトロトイレとして保存するか、アート空間に改造しても面白いかもなぁと思っています。
そしてこの家には謎の部屋、味噌部屋があります。昔ここで味噌を作ってたらしくて、かなり広くてきれい。だいたい8畳位のスペースでしょうか。味噌は難しいけど、梅酒とか果実酒何かを作って保存しておくのがいいかもなぁと夢は膨らみます。
前のオーナーさんの使い方を引き継ぎつつ、新しいことを始める。古民家って世代を越えた使い方ができるんですよね。
2つ目の中庭は水はけが悪くてじめじめしてるんですが、植物を整理してウッドデッキの中庭にしようかなと思ってます。この中庭はお風呂からも見えるので、お風呂から眺められるシンボルツリーも欲しいです。
二拠点生活で向き合う
完全移住じゃなくて、神戸と田舎を行ったり来たり。仕事も生活基盤も神戸にあるから、いきなり全部移すのはリスクが大きい。
二拠点なら、古民家の修繕を少しずつ進めながら、ペースを決めて向き合える。「本当にこの家が好きなのか」「一緒に暮らしていけるのか」ってのを、じっくり見つめ直す時間が生まれるんです。後悔しない移住の第一歩がこれだと思ってます。
マンション暮らしの時よりもふくちゃんが生き生きとして、元気そうに見えるのも嬉しい。縁側に座って、ふくちゃんと一緒に庭園を眺める。そういう日常が、今、少しずつできていっています。
大変なことと楽しいことが両立する
「ひとつずつ直していく時間も、この家と向き合う楽しみのひとつ」。
購入した時はそう思ってました。
修繕が必要な箇所がいっぱいある。でも、この家をどうしていくか、っていう妄想が楽しいんです。中庭にウッドデッキ。離れ小屋をホビー室に。外のトイレをアート空間に。味噌部屋で梅酒。大変なことと楽しいことが両立する。それが古民家なんだと思うんです。
古民家のデメリット。でもそこにある魅力が何より大事
シロアリ、修繕費、敷地管理。確かに課題はあります。でもね。古い建物だからこそ、歴史がある。木の雨戸、傷んだ襖、床下の大きな石。全部が物語をしゃべってる。140年間、いろんな人たちが暮らしてきた。その人たちを想いながら修繕したり、活かしたりする。新しい家では味わえない経験です。
お風呂やトイレ、2階建ての離れ、蔵などまだ紹介していない部分もたくさんあります。家の隣には畑もあるんですが、今はまだ荒れ放題。お手入れの様子も今後お届けしていければと思っています。
独身女、ペキニーズのふくちゃん、たまに助っ人も登場しますが、動画の編集もDIYも田舎暮らしも超素人。優しい目で見て頂けると嬉しいです。これからどんなふうにこの家が変わっていくのか、私自身もワクワクしています。
※この記事は個人の体験であり、古民家の状態や地域の条件によって異なります。古民家購入・修繕については、専門家や自治体の相談窓口もぜひご活用ください。













